地球の周波数と共鳴する、科学的根拠に基づいた音響療法

倍音ライアー、正式には「ソウルサウンドライアー」と呼ばれるこの楽器は、ドイツの楽器職人アンドレアス・レーマンによって1995年から開発が始まり、2008年に完成しました。

彼自身がシュタイナー学校の教師出身であり、教育と治療を融合させた理想を体現しています。

432Hzという調律の科学的意義は、単なる音楽的好みではありません。

この周波数は地球の自転や公転のリズム、さらには人間の心拍や呼吸のリズムとも調和すると考えられています。

現代の音楽の標準である440Hzと比較すると、432Hzはより自然で穏やかな響きを生み出し、副交感神経を優位にする効果が報告されています。

キララサロンでのセッションでは、この楽器を胸や背中に当てながら演奏することで、音の振動が全身の細胞に届き、深いリラクゼーション状態をもたらします。

これは単なる「音を聴く」体験を超えて、「音を全身で感じる」という身体的な癒しです。

ドイツでは、シュタイナー医学に基づくアントロポゾフィー音楽療法の中核楽器として、医療現場で実際に使用されています。

約100台が病院に導入され、医療保険の適用対象となっていることは、その治療効果が公的に認められている証拠です。

認知症ケア、終末期ケア、PTSD治療など、幅広い分野での応用研究が進んでいます。

日本でも約3000台が普及しており、ヨガスタジオ、瞑想センター、各種セラピー施設で活用されています。

キララサロンでは、この倍音ライアーを、キララの塗り壁に包まれた特別な空間で体験していただけます。

演奏方法も独特です。爪弾くのではなく、指のはらで弦を撫でるように滑らせます。

楽譜は使わず、その瞬間に湧き上がる感性のままに音を奏でる即興演奏が基本です。

これは、思考を停止させ、瞑想状態へと自然に導くための工夫です。

キララサロンでは、その方の状態や目的に応じたオーダーメイドのヒーリングセッションを提供しています。

セッションで使用するライアーの中には、長崎県雲仙を拠点とする職人・鬼塚聖貴さんが制作されたものもあります。

引用:鬼塚 聖貴HP

鬼塚さんのライアーは、一枚の無垢板から数日間かけて手作業で彫り出されています。

栃、栗、楠、欅、五島列島産の栴檀など、その土地で育った日本の木材を使用することで、木が持つ固有の波動と響きを大切にしています。

木目の美しさ、手触りの温かみ、そして何より一台一台が異なる音色を持つ唯一無二の楽器です。

「木と対話する」という姿勢で制作に向き合う鬼塚さん。

一枚の板が持つ個性を見極め、その木が最も美しく響くように丁寧に削り出していきます。

この制作プロセスそのものが、職人自身の内面と向き合う時間でもあり、完成した楽器には作り手の想いと、木の生命力が宿っています。

ペンタトニック(5音階)という循環音階を採用しているため、どの弦を弾いても調和的な音が響きます。

音楽的な訓練を受けていない方でも、最初から美しい音楽を奏でることができる設計になっています。

日本の木で作られたライアーは、ドイツで作られた楽器とはまた違う、優しく柔らかな響きを持ちます。

倍音ライアーは、古代から伝わる音の叡智と現代科学、そして日本の木工技術が融合した、まさに「響きの奇跡」です。

木の温もり、職人の想い、自然の周波数が一つになって、心と体に深い癒しをもたらします。

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