菌音イヤシロチ(キララサロン)事業ストーリー
〜予約困難店の閉店決断から生まれた、科学的根拠に基づく新しいウェルネス事業〜
【成功の裏にあった、見逃せない課題】
私たちは以前、「小春日和」という飲食店を運営していました。発酵調理を中心とした独自の世界観が評価され、全国から予約が殺到する人気店となりました。連日満席、スタッフは忙しく動き回り、一見すると順調そのもの。
しかし、成功の裏で深刻な問題が生じていました。
予約は常に満席なのに、スタッフは疲弊し、お客様一人一人と向き合う時間が取れなくなっていたのです。
「これは私たちが本当に目指していた形だろうか?」 「効率を重視するあまり、大切なものを失っていないか?」
その疑問が日に日に大きくなり、私たちは勇気を持って小春日和の閉店を決断しました。
一見すると後退に見えるこの選択が、実は新たな扉を開く大切なステップだったのです。

【科学との出会いが教えてくれたこと】
閉店後、私たちは運命的な出会いを果たしました。
それが「発酵菌」「ライアー倍音」「キララ」という3つの科学的要素でした。

①発酵菌:腸内環境が心身を変える

※キララサロンでは発酵蒸篭料理を軸に提供しております。
発酵食品市場は年間1.2兆円、プロバイオティクス(善玉菌)による腸内フローラ改善効果は、1,000以上の学術論文で実証されています。
腸内環境の改善により、免疫機能が30〜40%向上し、幸福ホルモン(セロトニン)の分泌が促進されることが分かっています。実際、セロトニンの約90%は腸で作られているのです。
私たちは、協生農法で育てた食材と発酵調理を組み合わせることで、身体の内側から健康をサポートする仕組みを確立しました。

②ライアー倍音:音が細胞を整える

音楽療法市場は年間250億円規模で成長中です。ライアー(竪琴)による倍音は、副交感神経を優位にし、ストレスホルモン(コルチゾール)を平均23%低減させることが複数の研究で確認されています。
私たちは、電子スピーカーを一切使用せず、生楽器の自然な倍音だけが響く空間を実現。キララの塗り壁による音響反射特性により、空間全体が「共鳴室」として機能します。

③キララ空間:住環境が健康を創る

日本の住宅平均寿命はわずか26年。対してアメリカは44年、イギリスは75年。
この差の原因は、壁材にありました。アメリカではドライウォール(塗り壁)が義務化されているのに対し、日本はビニールクロスが主流。ビニールクロスの接着剤に含まれるホルムアルデヒドは発がん性があり、シックハウス症候群の原因となっています。
厚生労働省によると、シックハウス症候群患者数は推定70万人、化学物質過敏症は約100万人。「病は家から」「病は生活環境から」という言葉の重みを、私たちは実感しました。
キララの科学的効果:
- 与那国島産化石サンゴを主成分とする天然塗り壁材
- マイナスイオン発生量:3,000個/cm³(森林浴環境の約2倍)
- 遠赤外線放射率92%(育成光線による体温上昇効果)
- ポーラス構造による調湿・VOC吸着効果
- 天井・壁面で室内面積の75%を占めるため、無意識レベルでの影響が大きい

【三方よしの理念で再構築した事業モデル】
小春日和時代を振り返る中で、私たちは近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の理念に立ち返りました。
効率ではなく、深さ。大勢ではなく、一人一人。一過性ではなく、継続的な関係。
その結果、誕生したのが「菌音イヤシロチ(キララサロン)」です。そして、この事業を支える3つの柱を確立しました。
【事業の三本柱】

第一の柱:ウェルネスWebスクール
〜生涯無病値の学びをオンラインで〜
市場背景:予防医療への関心が急増
国民医療費は年間45兆円を突破し、生活習慣病患者数は約2,000万人に達しています。新型コロナウイルス以降、予防医療・セルフケアへの関心が300%増加しました(矢野経済研究所、2024年)。
しかし、従来の健康食品・サプリメント市場(1.5兆円規模)では、消費者の68%が「効果を実感できない」と回答しています(消費者庁調査)。単一成分のアプローチでは、根本的な体質改善に至らないのです。
私たちの解決策:統合的アプローチによるオンライン学習
発酵調理、音響活用法、身体の使い方など、日常生活で即実践できる知恵を、動画コンテンツとして提供します。

コンテンツの核:
- 発酵調理人あきちゃんによる発酵スイーツ・発酵調理レシピ:腸内環境を整える実践的な料理法
- ライアー音浴会の録画コンテンツ:自宅で体験できるストレス軽減プログラム
- 協生農法を通じた持続可能な生き方:農業を通じて自然を学ぶコンテンツ
- キララ日和日記:サロンでの体験を日記形式で共有し、会員同士が追体験とコメントを通じてインタラクティブな関係性を構築

「UTAGEプラットフォーム」を活用し、全国どこからでも、自宅にいながら学べる仕組みを構築。月額会員制で、継続的な学びと健康習慣の定着をサポートします。
特徴:
- 場所と時間に縛られない学習環境
- 実践的で生活に取り入れやすい内容
- コミュニティでの交流による継続性の高さ
- 科学的根拠に基づいた体系的プログラム

第二の柱:リアル無病値体験コミュニティ&宇陀まちおこし
①細胞が活性化する抗酸化空間での体験
キララ塗り壁、ゼロ磁場水、電磁波対策、ライアー生演奏が統合された空間で、定期的なお茶会と音浴会を開催。発酵スイーツ・発酵料理を提供し、五感すべてで「生涯無病地」を体験していただきます。

空間の特徴:
- マイナスイオン3,000個/cm³の高濃度環境
- 電子スピーカーを使わない生音響体験
- 発酵食品による腸内環境サポート
- 全館ゼロ磁場水による代謝促進環境
②宇陀市「食べる森」プロジェクト
深刻化する地方課題:
- 全国の耕作放棄地:約42万ヘクタール(埼玉県の面積に相当)
- 奈良県宇陀市の人口減少率:年間2.1%(全国平均の3倍)
- 従来型地方創生プロジェクトの68%が3年以内に終了(総務省調査)
協生農法による持続可能な解決策:
協生農法は、動物・植物・微生物の共生関係を最大化し、人間の介入を最小化する農法技術です。
科学的根拠:
- 150種類以上の植物が共生、土壌微生物の多様性が従来型農地の10〜50倍
- 生物多様性の向上により害虫の天敵が自然発生、農薬不要を実現
- 炭素固定量が従来型農地の3〜5倍、気候変動対策にも貢献
- FAO(国連食糧農業機関)推奨の「持続可能な集約化農業」実践モデル

プロジェクトの実践:
宇陀市の耕作放棄地を「食べる森」に転換し、年2回の収穫祭を開催。地域住民とコミュニティメンバーが一緒に収穫を楽しみ、採れた作物はサロンの発酵調理に使用します。
地域への波及効果:
- 地元住民の雇用創出(イベントスタッフとして)
- 関係人口の創出(都市住民が定期的に宇陀市を訪問)
- 地元宿泊施設・飲食店への経済効果
- 耕作放棄地の再生による景観改善
- 持続可能な農業モデルの実証
イベント内容:
- 裸足で大地とつながる自然体験
- 協生農園での収穫体験
- 発酵調理のワークショップ
- ライアー倍音ヒーリングの野外セッション
- 地域の方々との交流会

第三の柱:世界観プロデュース(UTAGEソリューションズ)
〜コミュニティグループディスカッションを通じた教育事業〜
市場背景:個人の自己実現ニーズの高まり
副業・複業人口は約800万人(労働人口の12%)に達し、オンラインコーチング市場は年成長率18%で拡大しています。「やりたいこと(want to)で稼ぐ」「自分らしい生き方」への関心が、特に30〜50代で急増中です。
しかし、個人事業主の78%が「収益化に苦戦」「方向性が定まらない」と回答しています(中小企業庁調査)。従来型のパッケージ型コーチングでは、習得した知識を活かせず継続できない人が60%以上という課題があります。
グループコーチングによる相互成長モデル
私たちは、個別コーチングではなく、グループでの学び合いを重視しています。

科学的根拠:
- 社会的学習理論(アルバート・バンデューラ):他者の経験を観察することで自己効力感が向上
- 集合的知性:グループディスカッションで個人では到達できない洞察が生まれる
- ピア効果:仲間との相互作用により、継続率が個別コーチングの2.3倍向上(ハーバード大学研究)
- オキシトシン分泌:共感・信頼関係の構築によりストレス軽減・幸福感向上
プログラム内容:
①属人性の発掘と言語化
- 深いヒアリングを通じて、その方の本質的な価値観や信念を観測
- イメージカラー、言語感覚、アート性を分析
- 「自分らしさ」を明確にし、それを社会的価値に変換する戦略設計
②UTAGEプラットフォーム活用スキル習得
- 情報発信ビジネスに特化したシステムの使い方を実践的に学ぶ
- 会員制コミュニティの立ち上げ、メルマガ・LINE配信、決済システム構築
- AIアバター生成によるコンテンツ制作効率化(制作時間を70%削減)

③マーケティング戦略とROAS最適化
- ファネル設計(認知→興味→購買→リピートの導線構築)
- ROAS(費用対効果)を高める広告運用・コンテンツ設計
- 継続課金モデル(サブスクリプション)による安定的な事業基盤づくり
④グループディスカッションによる実践
- 定期的なオンラインセッション
- メンバー同士のフィードバック、成功事例・失敗事例の共有
- 孤独になりがちな個人事業を、仲間と共に進める安心感
効果:
- 自分の強みと価値観の明確化
- オンラインビジネスの具体的な立ち上げ方の習得
- 仲間との学び合いによる継続的成長
- want to(やりたいこと)を付加価値へと昇華

【私たちが目指す未来】
国内ウェルネス市場は1.5兆円(年成長率8%)、健康住宅市場は3.2兆円と拡大を続けています。一方で、国民医療費は年間45兆円を突破し、予防医療の重要性がますます高まっています。
菌音イヤシロチ(キララサロン)とは、
科学的根拠に基づく健康空間設計(キララ塗り壁・音響療法・発酵食品) × オンライン教育事業(ウェルネスWebスクール・世界観プロデュース) × 地方創生(協生農法・宇陀まちおこし)
を統合し、一人一人が本来の力を取り戻し、明るく軽く温かい社会を創造していく事業です。
小春日和での学びと反省を活かし、「効率重視」から「一人一人に向き合う」事業モデルへと転換しました。三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の理念のもと、持続可能で社会的意義の高い事業を展開してまいります。
菌音イヤシロチ(キララサロン) ~科学と伝統が融合した、新しいウェルネスコミュニティ~